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投稿日:2021年9月17日 | 最終更新日:2021年9月17日
カテゴリ:ばねを知る
当社で、ステンレスのばねを製造する場合、ばね用ステンレスSUS304-WPBを使用します。
当社の新人研修では、材質の勉強を行います。
10数年前に、教わったことで衝撃だったのことが、ステンレスのバネは錆びにくいのであって、錆びます。ということ。
もちろん耐熱性に優れたもの、さらに錆びにくいものもあります。
研修時に教わること、ステンレスは磁石がつくかどうか要するに、磁性を帯びるかどうか
SUSを構成する物質には、クロムやニッケルがあり、ニッケルの市場価値に応じて、値段が変動することも勉強します。
ばね用ステンレスの表面には湿式と乾式があり、熱処理後、ピカッと光る仕上がりをご希望のお客様には、
湿式仕上げをおすすめすなども学びます。(材料メーカー様の工場見学もさせていただくこともあります。)
私も、入社間もないころにメーカーの工場見学をさせていただき、材料を製造する(伸線工程)際に、使用するダイス
という部品がダイヤモンドでできていることを教えてもらい、不勉強な私は、そのダイヤモンドいくらするのでしょう?と質
問してしまいました(笑)
アクセサリーのダイヤモンドが頭に浮かんでしまっているのです・・
そして0.01㎜の細さの材料もあります。髪の毛で0.03㎜くらいですので、材料を製造する技術も素晴らしいです。
当社にきていただいて、最新の材料(開発された材料)の研修をしていただくこともあります。
(技術担当の方々のお話は、本当におもしろいです。)
こんな材料ないかなとお考えていただいている開発および設計ご担当者さま、最新の材料情報とともご提案できることもある
かと思います。ぜひ、お気軽にご相談ください。