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2020.06.17|ばねを知る
《第13回》ばねの表面処理(耐食性向上)②

前回に引き続き、耐食性を向上させる技術方法についてです。

ばねの防食処理は、製品の形状や求められる耐食性に対して経済性を考慮して選択します。

注意点として、防食皮膜を製品の密着させるために、付着した油分、鉄粉、錆など除去しなければなりません。

構造材や車両のサスペンションなどに使われる製品は大形のため、塗装や焼付型の亜鉛フレーク処理によって焼き付けて

皮膜を作る方法が取られています。

 

<塗装>

製品に塗膜を形成することにより、水や酸素および腐食性物質の侵入を抑えて錆を防止するのが塗装です。

防食用塗料には腐食性物質の侵入を抑え、侵入してもその物質を無害化する錆止め剤が配合されています。塗料なので好きな

色にすることができ美粧効果もあります。

塗装で防錆機能を得るためには、下塗り、中塗り、上塗りのように数種類の塗料を重ねて塗ります。

 

<亜鉛フレーク処理>

焼付型亜鉛フレーク処理は、めっきと同じように鉄よりイオン化傾向が高い亜鉛を付けることで犠牲防食の効果で錆を

防止します。(図1-1)

 (図1-1 焼付型亜鉛フレーク処理工程)

亜鉛フレーク処理では水素脆化の心配はありませんが、焼付温度がばね特性に影響しないか注意が必要です!

 

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