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2020.07.21|ばねを知る
《第21回》ばねの材料②

ばね用非鉄材料は、ほとんどが線または薄板ばね用として用いられます。種類としては、銅合金系材料、ニッケル合金系材

料、その他に分けられますがその大部分は銅合金が占めています。

銅合金系のばね材料としては主に下記の4種類が使われます。

 

<黄銅>

主に真鍮と呼ばれている金属です。銅と亜鉛からなる合金です。黄銅は銅に比べると引張強さが小さく、

経年変化もあるため、あまりばねに適した材料ではありません。しかし、弾性係数が銅に比べてはるかに小さい値となってい

るため、同じ形状でばね定数を小さくすることができ、特殊な用途として使用されることがあります。

<りん青銅>

Cu-Sn系の代表的なばね材料です。黄銅と同様に冷間加工後焼きなまし250℃の低温焼きなましによって強化されます。

機械的性質、疲労特性、耐へたり性では黄銅より優れています。用途としては主に半導体、電子機器、情報通信機器など先端

機器用ばね材料として使用されています。

<洋白>

銅と亜鉛、ニッケルからなる合金で、洋銀やニッケルシルバーなどとも呼ばれています。洋白の導電性は他の銅合金に比べて

劣りますが、耐食性と機械的特性はりん青銅と同程度のものを持っています。ばね材料としては、主に電気部品材料に使われ

ます。

<ベリリウム銅>

ベリリウム銅は銅合金系のばね材料のなかで最大の強度が得られ、高級ばね材料として使用されます。

ベリリウム銅は高温特性にも優れた導電ばね材料であり、用途はりん青銅などでは設計できない小型部品、

長期間の信頼性が要求されるシステム部品に使われます。

 

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