その他
2026年05月27日
最終更新日 2026年5月27日複合加工部品へ挑戦してみました!ベンダー曲げ×旋盤加工でどこまでできるか!?
栄光技研株式会社では、複合加工の可能性を社内で実際に試しながら、お客様の設計・調達の選択肢を広げることを目指しています。今回はその取り組みの一例として、ベンダー曲げと旋盤加工を組み合わせた部品製作をお伝えします。
今回題材にした部品は、農業・栽培関連で使われるものです。材質はSS400、線径φ12の丸棒材を使用し、一方の先端を曲げ、もう一方の先端を尖らせるシンプルな形状です。
部品について詳しくはこちらをご覧ください。
精度が厳しく問われる部品ではありません。だからこそ、「精度が問われないなら、まず自分たちでやってみて、どこまで出せるか確かめよう」といった声が社内から上がりました。
加工の手順は、大きく二段階です。
まず旋盤で先端の尖らせ加工を行います。後工程の曲げ加工を見越して、曲げた後の直線部分の長さをあらかじめ決めておく必要があります。先端を仕上げてから曲げるという順序が品質の鍵を握っています。
次に、自動ベンダー機で曲げ加工を行います。ここで重要なのは、弊社が使用しているのはテーブルベンダーではなく自動ベンダー機という点です。
テーブルベンダーは作業者が手で直線材を押さえながら曲げるため、微妙な加減が効きます。
一方、自動ベンダー機は文字通り全自動。段取りと設定が決まれば安定して量産できますが、その分短い先端部分をどう逃がすかといった作り込みが精度を左右します。

当社が試行錯誤を社内で繰り返すのは、単に加工の幅を広げたいからだけではありません。
お客様からこんな形、できますか?と聞かれたとき、できますと言い切るのも、難しいですと伝えるのも、実際に手を動かした経験があってこそ、信頼が築いていけるのではないかと思います。
設備の種類が多いと、加工の選択肢が広がり、コスト削減や一貫生産による品質の安定につながることもあります。
ただ設備が揃っていることと、使いこなせることは別の話で、当社が積み上げようとしているのは、後者の積み重ねです。この取り組み、次回も続きます。
「こんな形状、相談していいのかな」そのくらいの温度感でも、ぜひ一度栄光技研株式会社へお問合せください。
