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もっと知りたい 技術コラム

異径線(角線)の特徴やばね加工における注意点について解説します。

異径線(角線)の基礎知識と加工の難しさを説明します。

当社では、加工難易度の高いばね案件にも対応しています。最近では、断面が長方形となる異径線ばねのご相談をいただきました。通常の丸線ばねとは異なる検討が必要になります。今回は、異径線ばねの基礎から加工の難しさについて紹介します。

 

異径線とは何か?

異径線とは断面形状が円形以外に加工された線材です。正方形・長方形・三角形など、断面形状を変えることで、ばねの特性や応力分布をコントロールできます。

丸線と異径線の断面の違いについて説明します。
一般的な線ばねの断面は円形ですが、角線を用いることで、

  • 特定部位の応力集中を抑える
  • 荷重特性の調整
  • 部品の組み込み精度向上

といった設計上のメリットを得られます。

異径線ばね加工が難しい理由

異径線ばねの難しさは材料が特殊かつ加工時の難易度が高いことが最大の理由です。主な要因は以下です。

▪送り制御の難しさ
角線の断面が変化することで、加工機にかかる負荷も変わります。丸線のように安定して送り出せません。

▪巻き応力のばらつき
角線は角部があるため、巻き時の応力が均一になりにくく、成形後の寸法ばらつきが出やすいです。

▪ガイド・金型設計が特殊
異径線の断面に合わせて、送りガイドや金型形状の設計が必要です。

▪再現性の確保が難しい
試作では成立しても、量産時に安定させるには調整工程が増える場合があります。

異径線ばねは、加工面では通常のばねよりも難易度が高くなります。そのため、設計段階から加工条件を踏まえた検討が重要です。

栄光技研株式会社は、角線対応の異径線ばね加工実績があります。一方で、その他の特殊断面は対応が難しいため、設計段階からの相談が重要です。仕様検討段階からご相談いただければ、加工条件も踏まえた形で検討できます。お気軽にお問い合わせください。

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