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常務ブログ
2021年02月24日
【第166回】ある日の新聞記事を読んで
教員採用試験の応募率のような数字だったと思うのですが、とにかく先生になりたい方が減っているという記事でした。
私は、ほんの少し教員という仕事をさせていただき、現役で教師をしている友人もいます。
我が子の担任の先生はとても素敵な先生で、細やかな心遣いに感謝しかない日々です。だからこそ、衝撃でした。
私が教師の仕事を語るのは、恐縮ですが、この記事を見てせめてブログだけにでも思いをつづってみようと思いました。
教育は、本当に尊い仕事だと思います。私が担任をさせてもらった生徒たちも、今は30歳前後。立派な大人です。
私のことを覚えてくれていないかもしれませんが、私は一生忘れないと思います。
教師として、生徒や子供と向き合う日々は、必死でした。若かったこともあり、とにかく毎日をこなすことで精一杯でした。
未熟さゆえの失敗もしました。生徒に助けられこともありました。
先輩の先生方や保護者の方々にも、温かく支えていただいていました。
私が一番やりがいを感じていたのは、教科の授業でした。「わかった!!」の瞬間に立ち会えることはもちろんうれしいことでしたが、いかに楽しく、興味をもってもらい、45人の生徒を引きつけるか、理解度や習熟度に差のある1クラスの授業をどうするかを考え、授業をすることがとても楽しかったのです。
多感な時期の子どもたちとの毎日は、緊張する局面もあります。ガラスのような心を持つ子供たちには配慮が必要です。
大変なことは、山ほどありました。ですが、その苦労は、報われることが多かったように思います。
私は、生徒たちからたくさんのものを授けてもらいました。生徒達のおかげで、人として成長させてもらえたと思っています
朝礼での一言に子供のころや学生のころにかけられた言葉を発表してくれる社員が数名いました。
それを聞いて、感性が豊かな時期にしっかりと向き合う大人の存在、先生(教師)の存在は尊く重要だと改めて感じました。
会社を経営していく中でも、人材教育を重要だと考え、様々な取り組みをしています。
会社の未来を創るために、頑張っています。
子供たちの教育は、国の未来を創ることにつながる重要な仕事です。そして、大変だけれど、数字では表しきれない子供たち一人一人の成長という成果は、先生方の喜びだと思います。
「教師」という仕事が、あこがれの職業の一つであってほしいと思うのです。