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2021年04月12日
【第176回】朝の一言
4月の朝礼の一言のテーマは【時事ネタ】
先日私の番でした。「男女平等 世界ランキング日本120位」を選び、思いを発表しました。
20年前就職氷河期、懸命に就職活動をしていました。
とある会社の最終面接で、「結婚しても、出産しても、仕事は続けますか?」という質問がありました。
嫌な印象はなかったのですが、「男性の候補者にも、同じ質問をするのかな」と思っていました。
それから、10年ほど経ったころ転職をしました。
その時、最終面接で言われたこと「女性で、パリッとしたプレゼンができる人がほしかったんだよ。頑張ってください。」
期待していただいてうれしかった一方で、私は、女性だったから採用されたのかな~となんとなく考えていました。
栄光技研に入社して、とある会合に参加させていただいた時、60名ほどの参加者で女性は私一人。
紅一点と言っていただければうれしいものの、アウェイ感がものすごく、違和感がありました。
出産を経験し、無事母となりました。自分の体のなかで命を育んでいき、その子を育てていくことの、大変さと幸せの中に今あります。この奇跡の経験は、女性に生まれてよかったと素直に思えています。
男性に負けたくないとがんばっていた私。女性だからこそできる仕事にこだわっていた私。
業界によって女性比率が伸び悩んでいる現実を痛感させられた私。女性に生まれたからこその喜びを感じている私。
そして今私が痛感していることは、男性であれ女性であれ、優秀な人材が会社に不可欠であること。それぞれの個性や良さが、性別を超え、個人の強みとして評価されるようになり、違いを認め、その良いところを発揮し合って、成果を出す。
そんな会社を目指したいと思って頑張っています。
それぞれの違いと良さを認めて、尊重し合うこと、最初は型にはめても良いから進めていくしかないと考えています。
社会において、会社においても、家庭においても、固定概念を捨て、さらにそこに無茶のない進め方をしていかなければならない。男女平等をどうしようもないところに求める時代ではありません。それぞれの個性や違いを、認めて進めることこそ、平等だと思います。変に性別を意識しないのもおかしいし、意識しすぎるのもおかしい。
この感覚は「ジェンダー平等を実現する 」というSDGsのゴールに近いのではないかと思っています。
次回の更新は16日です!