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常務ブログ
2020年05月13日
【第34回】変化をつくる
お客様が必要とされている部品を提供する。当社が創業以来取り組んできたことです。
ものづくりの会社であれば、どの会社も日々努力を重ねておられることと思います。
材料の選定(SWP-B・ SWP-A・SWC・SWB・SUS304など)、ばねの形状(押しばね・引きばね・トーションばね)必要な力、使用環境など、ばね製造をご依頼いただく場合、ヒアリングさせていただきます。
お客様の中には、当社が得意としているくねくねしている部品を線加工品と呼んでいますが、
その技術でこの部品は作れませんかという依頼をくださる方もいらっしゃいます。
この線加工品を製造する技術。わたしなりに10年観察しています。
熱処理によって変化するその変化量を推測して、あの複雑な形状を形にする。
どうやって製造するのですか?とよくご質問をいただきます。お客様の重要な情報が含まれている場合もありますので、工場見学などのお越しいただいた方には可能な限り、製造している様子を見ていただきます。
限られた中で、自由に創造する世界だなと思っています。機械には、どうしても限界値があります。
その許容された範囲で、究極のものをつくる。時にはお客様からいただく図面に「なんだこの形は‥‥」とびっくりすることがありますが、実はこれは当社の大好物です笑
日本でだれも作っていない部品、燃えます!!!わくわくします。
ここ数年、本当に実現できるかなと思うような難しい部品にも出会ってますが、社員は形にしてくれています。
売り上げに繋げてくれています。マルチフォーマーという設備を導入して、約15年。導入当初1年近く動かなかった設備。
その時から、蓄積したものづくりが今の栄光技研の宝となっています。
以前無茶ぶりのところで書かせていただきましたが、当社は新たな挑戦をしています。
ゼロからの挑戦は、10年先、20年先を見据えるべきだと思います。
今した苦労が、5年後、10年後当社を支えているかもしれません。
前向きに、できるようにやっていく。できない言い訳ばかりを考えない。やるためにどうするかを考える。
会長から社長と私が引き継いでいる 栄光技研の大切な考え方です。