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投稿日:2020年6月30日 | 最終更新日:2021年6月10日

カテゴリ:ばねを知る

《第17回》旋盤について(番外2)

前回、番外編としてNC旋盤について解説しました。

旋盤加工は専用バイト(切削工具)に交換することによって、様々な形状に加工することができます。

ここでは、旋盤加工でよく用いられる代表的な以下5つの加工方法について順にご説明します。

加工方法について

外径加工

回転している対象物に、外側からバイトを当てて外径を加工していく方法です。表面を綺麗に慣らす仕上げ加工に用いられた

り、大きく削り落として任意の形状を成形したりと、最も多く用いられる方法です。

内径加工

回転している対象物に内側からバイトを当てて内径を加工する方法です。また、切りくずも内部に溜まりやすい特徴がありま

す。頻繁に切りくずを除去しなければ、バイトの刃に詰まって切削できなくなります。

ねじ切り加工

回転する対象物にバイトの刃を当て、ねじ山を作る加工方法です。

穴あけ加工

「ドリルチャック」と呼ばれるドリル刃を固定するための工具を用いて穴を開ける加工方法です。

回転する対象物に固定したドリル刃を押し当てて穴を開けます。

突切り加工

回転する対象物に外側から徐々にバイトを押し当て、不要な部分を切り落とす加工です。

陶芸などで最後に粘土から切り落とす工程と同じ方法で、加工面が綺麗に仕上がる特徴があります。

 

旋盤加工は主軸の回転数や回転方向も任意で変えられ、加工したい形状や材料によって切削工具も自由に交換できるよう

になっています。

そのため様々な加工方法を組み合わせることで、より複雑な形状の製品を作り出せます。

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