製作実績
トーションばね
オイルテンパー線を使用した自動車部品用トーションバネ

自動車部品に使用される線径φ2.9㎜のトーションバネで、材質にSWOSC-V(オイルテンパー線)を使用しています。
自動車部品に組み込まれ、繰り返し荷重や振動に耐え、安定した動作を実現しています。
オイルテンパー線は鋼線を油で焼き入れ・焼き戻しすることで高い強度としなやかさを兼ね備えた材料です。耐久性や安定性が求められる自動車部品に多く採用されています。長期使用による疲労に強い点が特徴で、長寿命化にもつながります。
▪設計時のポイント
コイリング時に残留応力が発生します。放置すると遅れ破壊のリスクがあるため、コイリング後は必ず速やかにテンパー処理を行う必要があります。熱処理により応力が取り除かれることで、耐久性や安定性が確保され、長期にわたり信頼性の高い動作を維持できます。
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オイルテンパー線について詳細はこちらをご覧ください。