お客様事例
線加工品
兵庫県様
曲げ工程数が20工程のオリジナル工具差しをフォーミングマシンを使用して設計・製作
兵庫県にある大工道具や作業工具、園芸用具を製造販売されているお客様にインタビューをしました。「使う道具から楽しむ道具へ」をモットーに様々な工具用品の企画から設計を行っている会社です。
今回、ドライバーなどの大小様々な工具を差し込んで収納可能になるオリジナルの工具差しを製作させていただきました。なぜ当社のばねを使用したのか、工具差しを製作する際にどのように設計を進めたのかなどお話を伺いました。
ばね製作の背景・お困りごと
オリジナルの工具差しを開発したいと展示会にて弊社を見つけ、ばねをモチーフに錆びない丈夫な商品が出来ないかとご相談いただきました。ばねに対しての知見が無いので実際にばねの加工過程を見学し、何ミリの加工ができるか、どのような形状で製造可能なのか、どれくらいの耐久性があるのかなど詳しく知りたいとのご要望もいただきました。
当社からのご提案
お客様に当社の工場を見学していただき、ばねを製造する上での限界をみてもらいながら工具差しの設計をしました。設計のポイント4点をふまえた上で、錆びない・軽量な材質としてステンレス材を選定し、誰が使用しても工具が取りやすく、収納しやすいことと、オリジナルのらしさを表現するため、ばねの特性を活かし工具が入る部分を設計しました。溶接がない・一筆書きの形状で工具の種類やサイズを考慮し、数パターンの形状を提案させていただきました。
▼開発したオリジナル工具差し
設計製作のポイント
今回の工具差しの設計のポイントは下記4点になります。
- 最大25工程強の曲げ加工が可能なフォーミングマシンにて製作
- 長年室内外で使用
- いつでも工場見学できる体制かつ直接製造部との打ち合わせが可能
- ばねの設計から納品まで一貫生産
製品開発後
お客様に当社の工場を見学していただき、ばねを製造する上での限界をみてもらいながら工具差しの設計をしました。設計のポイント4点をふまえた上で、錆びない・軽量な材質としてステンレス材を選定し、誰が使用しても工具が取りやすく、収納しやすいことと、オリジナルのらしさを表現するため、ばねの特性を活かし工具が入る部分を設計しました。溶接がない・一筆書きの形状で工具の種類やサイズを考慮し、数パターンの形状を提案させていただきました。
営業担当からのコメント
お客様のご要望から生まれた工具差しを商品化できたことは、試行錯誤の末に生まれた喜びを実感できる貴重な経験でした。栄光技研初の特許を取った製品は、線曲げ加工の幅を広げ、新たな可能性を感じさせてくれました。曲げ箇所が複雑で何度も試作を繰り返したり、寸法精度を保つのが難しかったりと、技術的な壁にぶつかりましたが、諦めずに挑戦し続けた結果、お客様のニーズに応える製品を完成させることができました。