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もっと知りたい 技術コラム

鉄線の曲げ加工で錆びる原因は?錆を防ぐ方法と材質選びを解説

「鉄線や丸棒を曲げて部品を作りたいけれど、使用中に錆びないか心配」
「曲げ加工した部分だけ錆びやすくなるの?」
丸棒や鉄線は、材質や使用環境によって錆が発生することがあります。曲げ加工を行う場合は、加工後の表面状態や後処理についても確認しておくことが大切です。

丸棒・鉄線の曲げ加工を錆が発生する原因や、錆を防ぐための材質・表面処理の選び方について分かりやすく解説します。

 

丸棒・鉄線はなぜ錆びる?

鉄は空気中の酸素や水分と反応することで、表面に錆が発生します。
特に、
ー水や湿気に触れる
ー屋外で使用する
ー海沿いなど塩分の多い環境で使用する
ー水分がたまりやすい場所で使用する
といった場合は、錆が発生しやすくなります。
製品を使用しているときだけでなく、加工後の保管状態や輸送中の環境などが錆に影響することもあります。丸棒や鉄線を使用する際は、どのような環境で使うのか、どのように保管するのかまで考えることが大切です。

鉄線・丸棒は曲げると錆びやすくなる?

鉄線を曲げたこと自体が直接的に錆の原因になるわけではありません。加工方法やその後の表面状態によっては、錆への対策が必要になる場合があります。
例えば、
– 曲げ加工後に表面処理を行う
– 使用環境に合わせて材質を選ぶ
– 必要に応じてメッキなどの防錆処理を行う

といった方法があります。特に屋外や水分・湿気の多い場所で使用する場合は、曲げ形状だけでなく、材質や表面処理まで含めて検討することが重要です。

実際にあった曲げ加工の錆事例

実際に起こった栄光技研の事例を紹介します。SS400のミガキ材(φ12)を使用したベンダー曲げ加工品です。当社では、両端をねじ切り加工した直線材の状態で入荷し、曲げ加工のみを行いました。
その後、お客様のもとで保管されていた製品を確認したところ、曲げ部分に錆が発生していました。

【製品仕様】
•材質:SS400(ミガキ材)
•線径:φ12
•表面処理:なし
•錆が確認された箇所:曲げ部分


錆が発生した状況を確認したところ、表面の油分が少なかったことなども、原因の一つとして考えられました。表面処理をしていない場合、水分や湿気などの影響を受けることで錆が発生しやすくなります。加工後の表面状態や油分の残り方、保管環境など複数の要因が重なって錆が発生することがあります。
曲げ加工品に錆が発生した場合、曲げ加工だけを原因として考えるのではなく、材質や表面状態、保管・使用環境などを含めて確認することが重要です。

錆を防ぐには?材質と表面処理の選び方

•鉄線
鉄は比較的扱いやすく、コスト面でも選びやすい材料です。一方で、水分や湿気にさらされる環境では錆が発生する可能性があるため、使用環境によっては防錆対策が必要になります。

•表面処理
形状や強度の関係で鉄線を使いたいけれど、錆は防ぎたいという場合には、メッキなどの表面処理を検討する方法もあります。
•ステンレス線
ステンレスは、鉄に比べて錆びにくい材料です。水回りや湿気の多い場所、屋外など、錆への対策が必要な環境で使用されることがあります。

錆対策は鉄かステンレスかだけで決めるのではなく、使用環境や必要な性能、コストなどを含めて材料を選ぶことが大切です。

栄光技研の加工実績

SS400材を使用したベンダー曲げ加工品の製作事例をご紹介します。
1、自動車部品に使用するベンダー曲げ加工品
2、U字加工を用いたフック形状ベンダー曲げ部品
3、家庭用品に使用するベンダー曲げ加工品

ベンダー曲げ加工は、L字やU字などのシンプルな形状から、複数箇所を曲げた形状まで、線径・材質・曲げ半径などに応じて加工方法を検討します。
「この形状は加工できる?」「この材質でも曲げられる?」など、図面や簡単なイラストをもとに確認いたします。
加工できるか分からない形状でも、まずはお気軽にご相談ください。

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