製作実績
線加工品
自動車内装部品に使用する線加工試作品

自動車内装部品に使用する線加工試作品です。材質はSWP-A(ピアノ線)、線径はφ4.0㎜です。ピアノ線はばね性・耐疲労性に優れ、自動車関連でも広く使用されています。
加工工程のポイント
•曲げR設定(曲げ半径)
ピアノ線は高硬度なため、曲げ加工時に「スプリングバック(ばね戻り)」が発生しやすい特徴があります。設計形状と実際の形状に差異が出ないよう、最適な曲げRを調整しています。必要に応じて専用治具や加工ツールの製作も行います。
•歪み・ねじれ
曲げ加工時の材料内部応力が大きくなり、製品の歪みやねじれとして現れやすくなります。事前の形状設計と段階的な加工で負荷を分散し、製品精度の確保を行っています。